京都女子大学 児童学科 深見ゼミ
10びーんず。
★“10びーんず。” 映像のひみつ★
~過去音楽隊の映像との比較から~
ここでは、過去の深見ゼミ音楽隊が使用していた映像の特徴と“10びーんず。”の映像を
比較してひみつを探っていきましょう!
【あいうえおんがくたい】
“あいうえおんがくたい”は、第1期深見ゼミ音楽隊です。
詳しくはこちらをご覧下さい。
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初期は、映像なしでのコンサートが多く、ホワイトボードに “あいうえおんがくたい” と
書き、装飾として活用している様子が見られますね。
また、映像を使用していない分、メンバーの服装(サングラス、リボンなど)を工夫したり演奏中の大きな動きで見ている子どのたちを巻き込んでいます。
服装に注目している子どもが曲名を言ったりなど映像を使用していなくても参加できる
雰囲気を作っていますね。
映像を使用してるのはほんの一部でした。
【にじいろ☆ぱれっと】
“にじいろ☆ぱれっと”から映像を多く取り入れたコンサートが始まりました。
詳しくはこちらをご覧下さい。
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コンサート全体を通してスライドを活用し、進んでいることがわかります。
静止画を使用して1曲の中で1枚の絵という構成が多いですね。
また、歌詞をまとめて出す、楽器紹介はひとつの楽器ごとにスライドを動かすことが特徴的です。
そして、動画(MV、YouTubeに掲載されているもの)をスライドに挿入することで
映像としての効果がみられます。
動画を流すと、より子どもたちが盛り上がってることが分かります。
ゲームではなく、曲中に動画を流すことで映画を見ているような気分になりますね。
【10びーんず。】
さぁ、ここでもう一度私たちの映像について表をもとに振り返ってみましょう。
“10びーんず。”の映像制作では、過去の音楽隊の映像を参考にしているとお伝えしました。
では、実際にこれら過去の映像のどの部分を参考にして制作したのか・・・
大解剖していきましょう!
① “あいうえおんがくたい”の映像を使用していない分演奏に集中している所
“あいうえおんがくたい”のコンサートでは、映像の使用率が低い分、演奏に夢中になっている
子どもの姿が多く見られました。
この点から映像を派手にしすぎると注意散漫になり飽きてしまうと考えました。
そこで、取り入れた項目はこちら!
この2点を取り入れることで画像を多く使用してもすっきりとした印象を与え、演奏・映像の
両方に注目できるようにしました。
② “にじいろ☆ぱれっと”のオープニングの使用
“にじいろ☆ぱれっと”のコンサート映像には、オープニングで盛り上げている様子が
見られました。
そして、取り入れた項目がこちら!
・開演前、終演後の会場内にBGMを流す。
・開演冒頭でオープニングとして“10びーんず。”の
キャラクターおまめくんが話す演出をする。
・スライド切替えをゆっくりする。
・切り替える画像のアニメーションを統一する。
この2点を取り入れることによってこどもたちのわくわくした高揚感を助長させ、
「おまめくんが話し、子どもたちが反応する」といった参加型の導入になり注目度が
上がりました。
そして、終演後にもう一度BGMを流すことで会場内の世界観を崩すことなく終演する事が
出来ました。
このように、それぞれの映像の「良いところ取り!」をしてパワーアップを図って
いたわけです。
さて、ここまで制作者である私からの視点でお話してきました。
続いてはこれらの映像を客観的な視点から見てみましょう。