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​子ども向けコンサートにおける映像制作と効果

聴いて楽しい!見て楽しい!コンサートってどんなもの?

私たち“10びーんず。”は、2016年から現在まで子ども向けコンサートを開催してきました。

コンサートと言えばみなさんはどんなことをイメージしますか?

きっと、聴いたり一緒に歌ったりして楽しむとイメージする方が

多いのではないでしょうか。

 

しかし!!いろんな所にアンテナを張り好奇心旺盛な子どもたちは、

「あんな所に〇〇が!」「おともだちと遊びたくなってきたなぁ・・・」など

気持ちも変化するものです。

 

そこで、私は子どもたちに最初から最後までコンサートを楽しんでもらえる

方法はないかと考えました。

そして注目したものが映像です!

子ども向けコンサートに映像?想像しにくいですよね。

ここで、みなさんがイメージしやすいよう、私たち“”10びーんず。の

これまでのコンサートで使用してきた映像を振り返って見ましょう。

“10びーんず。”映像の歴史

《2016年7月23日 人形劇フェスティバル》

私たち“10びーんず。”にとって初めてのコンサートです。

映像に注目すると静止画を多く使用しており、切り替時のアニメーションが豊富ですね。

しかし、切り替えが早く、じっりく映像を見ることは難しいようです。

《2016年11月2日3日 こどもひろば》 

京都女子大学の学園祭で児童学科としてイベントを行った際のコンサートです。

オープニング映像を加えることで子どもたちの期待感を助長する効果が見られますね。

前回より曲も増え、曲に合わせて静止画を切替えしています。

また、曲によっては歌詞をつけるなど子どもたちが参加しやすい工夫もされています。

《2017年2月3日4日 “10びーんず。” feat.MASAKing スペシャルコンサート》

初めての学外でのコンサートの様子です。

2月3日は地域の方など大人向けの内容、2月4日は会場となった北野保育園の子どもたちや

その他の園から遊びに来てくれた子ども向けの内容となっています。

過去2回の映像と比較すると​、静止画だけではなくアニメーション効果を多く使用し、

“10びーんず。”のキャラクターおまめくんが動く演出もあり、子どもたちの注目度も

高まっています。

しかし、文字にふりがなをつけておらず、子どもたちには難しい表現が多い点が

気になりますね。

《2017年7月28日 学内学生コンサート》

こちらは、学生向けのコンサートです。

そのためオープニングもシンプルに、映像内にも漢字を使用したりなど普段の

子ども向けコンサートとは異なる点があります。

対象者の年齢に応じて映像内の表現も変えてコンサートを行っています。しかし

オープニングに注目するとシンプルすぎて寂しい感じがしますね。

《2017年8月28日 小松谷保育園サマーコンサート》

小松谷保育園の子ども達を学内に招待してコンサートを行いました。

過去のオープニングとは違うデザイン演出をしました。

8月なので鮮やかな緑を使用し夏らしい雰囲気にしました。

これまでの反省を活かし、画像切替えアニメーションをワンパターンに固定し

シンプルにな仕上がりに、全ての曲にひらがなで歌詞をつける事で子どもたちが

一緒に歌って楽しめるように工夫しました。

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いかがでしたか?

映像があることで子ども達の注目度が変化したり、動きに注目している子どもの姿も

みられましたね。

そして、回数を重ねるごとに映像自体もパワーアップしている事に気づきましたか?

コンサート毎に反省し、少しでも良くなるよう工夫しています。

 

映像を制作する際のポイントはこちらです。

①  過去の音楽隊の使用映像

②  これまで催したコンサートに使用した映像に対する子どもたちの反応

③  最適なアニメーションの使用

④  季節感

この4つのポイントを押さえて全体のバランスを整えながら制作します。

そして、ここで登場するのが私がいつも映像を制作している

PowerPointです!!

       

「PowerPoint?それってプレゼン資料を作るものじゃ…」

そうです、PowerPointといえばプレゼンテーションですよね。

では、なぜPowerPointを使用しているのか…

それには理由があります。

理由①PowerPointは汎用性が高いソフト!!

   PowerPointは、認知度が高く、様々な用途・場面で使用できます。

   そのため、企業のプレゼンテーションにはもちろん大学の講義などにも

   多く使用されており、そのイメージが強いですよね。

   しかし、プレゼンテーションで使用するアニメーション効果や機能は限られています。

   それは、データや資料を「見やすく」「伝わりやすく」するためです。

   “10びーんず。”の場合、それらの目的に加え「楽しさ」が加わります。

   PowerPointには168種のアニメーション効果があるため、「楽しさ」を表現するには

   最適であり、これまでにない試みでありと考えました。

   

理由②演奏のスピードに合わせてタイミングよく流せる!

   コンサートを開催してるとはいえ、私たちは演奏のプロではありません。

   もちろん、より良い演奏になるよう日々練習に励んでいますが本番になると

   緊張からか演奏が走りがちだったのです。

   ミュージックビデオのような1つの動画として制作してしまうと、演奏のスピード

   映像の進行のズレが徐々に広がってしまう可能性が大きく、それらをカバーできる

   ようにしたかったからです。

理由③静止画も動画も一つにまとめられる!

   「曲中は静止画を使用したい、でもゲームの際は動画を流したい」という

   思いがありました。

   上記2つの理由と合わせるとPowerPointが最適だと考えました。

   

さて、ここまでは私たち“10びーんず。”のコンサート映像とともにどのように映像が

生み出されているのかを紹介してきました。

続いては、これまでの深見ゼミ音楽隊のコンサート映像を取り上げて“10びーんず。”と

比較してみましょう。

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※プログラムの内容がほぼ同じのため2日目のコラボ演奏ありの動画のみの公開です。

※プログラムの内容がほぼ同じのため1日目と2日目限定プログラム公開です。

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